雨が続きますね!

mon

雨が続きますね。

旦那様と子どもたちは
2階の部屋で各自、
仕事やレポートや宿題。

私は1階のリビングで
テレビもつけず一日中
じいっとしていました。

目を閉じて
考えごとをしたり
そのまま眠ったり。。。

普段は、
お昼間ほとんど
歩いてるか動いてるか
身体を縦にしてることが多くて
こんな時間にゴロンと
横たわることへの罪悪感と
薄暗く
静かな世界の安心感で
少し変な感じ。

mon

今日は目をつむりながら
心の中にいつも浮かぶ
私の愛する『彼女』のことを
たくさん思い出しました。

私の中で思い出すたびに
涙と笑いが込み上げてる
唯一無二の友のことを書きたい。

すごく長いので
ひとりごとだと思って
読んでもらえたなら嬉しいな。

10年前の
ちょうど今の季節。

私の愛する彼女は
天に還りました。。。

彼女と出逢って
お別れまでの約2年。

私の人生にとって
大きく深く、そして
幸せな2年間でした。

私は人を頼るのが苦手です。
悩みごとも人に話せない。

相手に迷惑をかけてるような
そんな気持ちになってしまうから。

困ってることがあっても
相談したりできない。

体調が悪い時も
家族にでさえ
なかなか言い出せない。

今もそう。

そんな私が唯一
誰にも話せない心の葛藤や
過去の苦しみも今の悩みも
真っ直ぐに話せた女性。

彼女は誠実な人柄で
とても信頼できるの。

ウワサ話を一切しない。
その場にいない人の話を
本人がいない時に話したりしない。

だからわかる。

きっと私が話した
大切な話も秘密も
全て彼女の心で
留まってるのが
ちゃんと伝わってくる。

その
私の存在すべてを
大切にされてる感じが
すごく嬉しくて幸せだった。

口数は多くなくて
ゆっくりポソッと喋る。

とても正直者で
本当のことしか言わない。

そんな彼女が大好き。

私の弱いところも
両手いっぱいで包んでくれた。

そして彼女は
自分の喜び、悩み、苦しみも
湧いてくる度に私に話してくれた。

彼女が私に
よく言ってくれた言葉。

「もんちゃんは双子。
 離れててもいつも感じる」
(私の芸名がmonだから
もんちゃんって呼ばれてたの)

ある日、
ズキズキと頭痛がした時に
ふと彼女のことが気になって
電話をかけました。

私「頭が痛い」なんて
一言も言ってないのに
電話口で彼女が
「今ね、頭がすごく痛いんだ」
と言ったからビックリ。

離れてても相手の状態が
お互いになんとなくわかる
温かくて不思議な感覚。

そんなことが何度かあって
私たちはお互いに
「前世で双子だったよね!」
と笑い合った。

出逢って2年ほどの間で
こんなに深く繋がってたのに
実際に逢ったのは
たったの8回。

私は『人に逢う』ことに
とても緊張してしまう。

日にちを決めて
計画を立てて逢うのは苦手だけど
顔を見たくなったら
自分から逢いに行く。

その感覚は今でも好き。

耶馬溪に住む彼女に
ある日、突然に
逢いに行ったときも
すごく喜んでくれて
彼女の部屋で
のんびりと過ごした。

そんな私の特徴も彼女は
ちゃんと理解してくれて
私にとっての
心地よい付き合い方を
いつも意識してくれてた。

そして逢うと楽しくて
二人とも笑いが止まらなくて
笑いすぎて私、
胃痙攣を起こしたことも。

彼女は頑張り屋さんで
繊細で優しくて
宇宙単位の愛を持ってる人。

だからなのか
誰にも理由はわからないけど
産後に『うつ』になった。

自分と戦い、向かい合い
入退院する中で
生きたい自分、
生きることを選べない自分、
動けない自分、
動きたい自分、
過去に戻りたい自分、
未来を生きたい自分を
西日本新聞に毎週
『産後うつになって』
という連載に綴っていた彼女。

mon

自分の内面を表現しながら
自分の内側と向き合いながら
苦しさの真っ只中で
もがいていた彼女。

ある明け方、私ね、
すごいめまいと嘔吐で
救急車を呼んだの。

病院で処置をしてもらって
お昼前に自宅に戻ると
彼女からの電話が鳴りました。

「もんちゃん、私、
 もうダメかもしれん…」

そう言う彼女に私は

「ごめん。。。
 真剣に聴きたいけど
 めまいがして目が開けられない。
 落ち着いたら電話するから
 その時に話を聴かせて。ごめんね」

そう言った私に
「そっか。。。
 声が聴きたくて電話したけど…
 お大事にね。。。」

彼女は少し寂しそうに言って
電話を切りました。
それが彼女の声を聴いた最後。

次の日の真夜中。

彼女の愛娘の誕生日を選んで
自宅で亡くなった彼女。

私のバカ!
バカ!バカ!!

あの日、
どうして彼女の話を
真剣に聴かなかったんだろう。

どうにかして
逢いに行けば良かった。

あの日、
自分の体調よりも
彼女の心に寄り添うことを
どうしてしなかったんだろう。

自分を責めた。

今でも
後悔と逢いたさと
彼女への愛おしさと
空虚感に襲われる。

とても苦しい。。。

そして胸をえぐるのは
愛する自分の娘の誕生日を
天に還る日に選んだこと。
理由は彼女にしかわからない。

あれから10年。

幼かった彼女の娘も
今では思春期の女の子です。

今年の誕生日には
少し大人ちっくなプレゼント。
コロンを贈りました。

毎年、誕生日とクリスマスに
プレゼントを考えるのが
私の大きな楽しみです。

『うまれてきてくれてありがとう』

誕生日を迎えることの喜びを
私なりの目一杯で伝えたい。

20歳の誕生日まで
この楽しみを続ける予定なの。

そして
ラストプレゼントは
もう決めてあるんだ。

生前、彼女が
大切に使ってた
可愛い雑貨や食器の数々。

亡くなった後に
ご家族からいただきました。

その中で
保存状態の良いものや
特にステキなものを
箱に入れてとってあるの。

娘ちゃんの
20歳の誕生日に渡したくて。

その他の食器などは
日常の生活の中で
私が毎日、使っています。

20歳の誕生日に
サプライズで渡すのが
今からとても楽しみです。

今日は
とても長いひとりごと。

私の中で生き続ける
愛する彼女の話でした。
読んでくれてありがとう。

言葉にすると落ち着く。

心がまとまって落ち着きます。
ありがとうね。。。

写真は彼女のイラスト✨
とてもセンス良くて可愛いでしょう?

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