ボクは大根。
人間に憧れてる大根さ。
ある晩、
魔法使いが現れて
こう言いました。
「朝日が登るまでに
土から出ることができたら
お前を人間にしてやろう」
だからボクは頑張った。
よいしょっ!うんっしょ!!
身体をよじらせて
少しずつだけど
土から這い上がれた。
あと少し!
もう少しだ!
なのに。。。
本当に
あと一歩というところで…
朝日が登ってきちゃった。
太陽の光を浴びた途端、
ボクの身体は固まり
このまま
動けなくなってしまいました。
あらまあ大変。
くっそ〜う!
ぎゃふんっ!
。。。。。。。。
散歩中にふと
畑の大根が目に入り
少し切ない
大根ストーリーが
できあがりました。
お付き合いありがとう!