2021年 新年のお墓参り

mon

今年は1月2日に
みんなが実家に集まりました。

今年は合計で13人!
多い気もするけど

それでも毎年、
お正月に揃う顔が
少しずつ減っていく寂しさ。

せめて『魂』だけでも
揃って欲しくて
お墓参りに行きました。

2日の朝6時に実家を出発。

まだ外は真っ暗。

ピカピカ光るLEDランプを
腕につけて安心と安全確保。

1時間ほど歩くと
私を6歳まで育ててくれた祖母と
最愛の父の眠る場所に到着〜♪

手を合わせ、祈りを捧げ、
『一緒に帰ろうね〜』と語りかけ、
数年前に亡くなった

大好きな叔母も一緒に
私の心の背中に乗せて

次のお墓へと出発〜♪♪♪
電車に乗って別府駅へ移動。

そこから1時間半ほど坂道を登ると
愛しい姉が眠っています✨

姉は6人兄弟の真ん中。

亡くなって5年が経ちます。

mon

別府は普通の川からも
湯気が立ちのぼってて
寒いけどあったかいな♨️

姉の眠る場所は
アフリカンサファリの近く。

鉄輪温泉の山の上。

坂道が割にキツくて
雪もちらつく中
汗びっしょりな私。

『姉ちゃん!来たぞ〜う!
兄弟みんな待ってるよ。

一緒に帰ろう!』
と話しかけ、姉を乗せました。

別府駅までゆっくり下山。

下りは体力を使わないから
汗がひいて寒いっ!

実家に着いたのは13時。

うん。

よく歩いた。

ふと玄関先を見ると
おせち料理が少量ずつ
一つのお皿に乗せてありました。

母が言うには
『身寄りのない魂が
誰でも入って来れるよう
玄関のドアを開けておいて
おせち料理を置いとく』のだそう。

胸がぎゅうっとした。

毎年、これを見て思う。

こんな感覚、好きだなぁ。

私ね、お墓に『魂』が
ずうっといるとは思ってないの。

ただ、そこに
愛しい人の『骨』がある。

それが嬉しい。
愛する人の生きてた証、
破片があるって嬉しい。

だから
『お墓参り』に行く
というよりも
逢いに行く感覚。

道中、歩きながら
その人のことを
いっぱい考える時間も好き。

普段も想い出すけど
ちょっと違う。

今から逢いに行く
ワクワク感で
故人のことを想い出す。

故人だけじゃなく
生きてる愛する人のことも
いっぱい想い出す。

逢ったことない
ご先祖さまのことも
いっぱい想像して
私の心は喜びに溢れます。

その時間が好きで
実家に帰るたびに
歩いて墓参りに行くの。

時には12時間かけて
電車を使わず歩くことも。

儀式のようなお迎えは
きっと生きてる私の為。

寂しさを埋めるため。

ありがとうと伝えるため。

自分の信念を大切にして
生きていきますと誓うため。

天に還った愛しい人は
いつも心にいるけれど
『お墓』と言う場所に
自分の足で逢いに行く喜び。

お盆に帰れなかったから
お正月に行けて嬉しかったな。

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